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~校長室の窓から~ 「放送朝礼のお話 教頭 立山先生」

2024.11.11

 11月の月目標は「喜び・希望」です。皆さんはどのようなときに喜びや希望を感じますか。ほしいものが手に入ったとき、おいしいものを食べたとき、試験や模試の結果がよかったとき、人にやさしくされたとき、毎日の日々が楽しいとき・・・等々様々だと思います。いやいや今はそんな喜びや希望なんてないよ・・・という人もいるかもしれません。以前、倫理科に勤めていらっしゃった宮坂研一先生という方がいらっしゃるのですが、体調を崩されてしばらくお休みをされていた保護者宗研を、久しぶりに夏休み前の7月13日になさいました。その際、宮坂先生の好きな聖書箇所を記されたカードを配られていましたので、私もそれをいただきました。テサロニケの信徒への手紙第1の5章16節から18節の部分で、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、神が望んでおられることです。」 

 放送朝礼をするにあたり、このカードのことを思い出しました。この箇所を知っている人も多くいるかと思います。いつも喜んでいるということは、なかなか簡単なものではありませんね。突然大きな怪我や病気をして、自分の思うようにならなくなったり、耐えられないような状態になったりして、喜びや希望を見いだせなくなることがあるかもしれません。何事もなく元気に過ごしていると、それが理由もなく当たり前になり、さらにはそれを当たり前とも思っていないのが現実かもしれません。 

 明らかに実感できる特別なよいことだけが喜びや希望なのではないでしょう。自分に与えられている幸せなことを当たり前に思っていると、それが喜びであることに気づきません。小さな喜びは身の回りにいくつもあると思います。それに気づくこと、また周囲の人に与えることもできるならば、さらに違った生き方になると思います。是非、当たり前のように過ぎていく日常の中に「喜び・希望」を見つけてみてください。 

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