清泉の教育理念

私たちは、誰もがかけがえのない存在です。この世界で最も大切にされなければならないのは、そのような人間の尊厳です。清泉で学ぶということは、自分の内にある“輝き”に気づき、人間の尊厳を否定するものに深い関心をもって、光を灯す者となること。清泉での6年間を通して、あなたも自分だけの“輝き”を見つけにいきましょう。
建学の精神
永遠の真理であり
愛の源である神を敬い、
キリストの生き方に基づいて、
神から愛された者として
愛し合うこと。
イエス・キリストは、「互いに愛し合いなさい。わたしがあなたたちを愛したように、あなたたちも互いに、愛し合いなさい。」(ヨハネ13章34節)と命じられました。創立者の聖ラファエラ・マリアは、大いなる慈しみをそそいでくださる神に愛で応えることが、人々の和解と平和につながるという考えから、世界に広がる修道会と“清泉”を創設しました。この建学の精神のもと、清泉女学院は平和の種を蒔く人を育てるため、共通の理念を持つ世界の姉妹校とともに歩んでいます。

清泉が大切にする10の価値
清泉には世界中の姉妹校が共通で大切にしている「10の価値」があります。急速に変化していく現代でも変わらない普遍的なこれらの価値は、「愛」を中心とするこの同心円に象徴されます。

それぞれの価値について
1.愛
Love - 自己受容と他者への奉仕
2.生命の尊重
Life - 神から与えられた全ての命に対する畏敬の念
3.無償性
Gratuitousness - 自分が生きているのではなく生かされていることに気づいた上で見返りなしに自分を与える寛容な心
4.一致・兄弟愛
Communion/Brotherhood - 互いが生かし生かされる関係にあることに気づくことによって、すべての人を分け隔てなく大切にする心
5.正義・連帯
Justice/Solidarity - 社会の不平等に気づき正そうとする行動力
6.和解・平和
Reconciliation/Peace - ありのままの自分と他者を認め合い受け入れあう心
7.喜び・希望
Joy/Hope - この世界に喜びをもって受け入れられているという確信から生じるポジティブな姿勢
8.真理
Truth - 自己と他者とを向き合う姿勢の中に常に存在する、ぶれることのない確信
9.自由
Freedom - 自分の人生(使命)を生きるための、囚われのない選択
10.責任
Responsibility - 置かれた場所で積極的に役割を引き受ける心
世界に広がる修道会・姉妹校ネットワーク
スペインにルーツがある清泉女学院には、国内の5校のみならず、世界およそ20か国50校ほどの姉妹校があります。すべての学校で同じ教育理念と価値観を共有し、平和の種を蒔く人を育てています。
