卒業生メッセージ

2025年卒業 岡田 茉莉瑛 さん慶應義塾大学 文学部 在学

6年間で経験した全てが
今の私の支え

清泉で得た一番の恵みは人間関係です。人間関係が希薄になりつつある現代社会で、一生の友人と言える存在に出会えるのはとても貴重なことだと感じています。また、勉強や部活動などに関して自主性を重んじる校風も、私にとって大きな糧となりました。中高6年間所属していたE.S.S.では、毎年の文化祭で学年の枠を越えて協力し合いながら一つの舞台を作り上げる楽しさを学びました。特に部長を務めたことで、責任感も強くなったのと同時に、新しいことへチャレンジする勇気を得ることができました。慶應義塾大学文学部の特色である開かれた環境の中で専攻を決定する際にも、清泉でのこうした経験と学びがとても活きました。

2025年卒 﨑村 優奏 さん横浜国立大学 理工学部 在学

中高時代を
全力で過ごせたという幸せ

中高での6年間、私は音楽部の活動に全力を注いできました。仲間と共に努力を重ねた時間は私にとって、かけがえのない宝物です。清泉での毎日は、人のあたたかさに支えられていたと強く感じています。先生方は私の話を丁寧に聞いてくださり、進路に迷ったときも親身に向き合ってくださいました。また、友人たちのさりげない言葉や励ましは、どんなときも私の背中をそっと押してくれました。清泉の授業で化学の楽しさを学んだことが、現在私が化学科に所属して学び続けている原点です。改めて、清泉の恵まれた環境、先生方や友人の優しさに感謝の気持ちでいっぱいです。

2022年卒業 松崎 未帆 さん東京大学大学院 工学系研究科 在学

好奇心を存分に
満たすことのできた6年間

中高時代は周りが進路を決める中で私自身は悩み続けていましたが、担任の先生が「松崎さんは知的好奇心が旺盛で、いろんな分野に興味を持っているね」と肯定してくださったことが印象に残っています。個性をのびのびと伸ばしてくれる清泉の環境が私は大好きでした。少人数制の数学や英語の授業では質問がしやすく、ディスカッションも活発で、楽しく勉強できたおかげで受験も頑張れました。大学では様々な学問に触れ、分子レベルで生物を捉える分子生物学に魅力を感じ、大学2年の夏に専門に選びました。私がずっと大好きだった化学の知識を活かせる学問です。現在、大学院で引き続き好奇心のままに研究を続けています。

2019年卒業 小林 紗英 さん早稲田大学 法学部 卒業

何が起こるかわからないことを
楽しむことのできた場所

清泉では模擬裁判に心血を注ぎ、そのたった2年間が今の私を支えています。なんの知識もないところから、たいして話したこともなかった同級生と探り探りではじめたプロジェクト。2年目で全国に行きました(結果はボロ負け)。検察官を志し、偏差値37からだいぶ頑張り早稲田大学へ。紆余曲折あり、今の勤め先は新潮文庫でおなじみの新潮社です。如何にして進路を変更したのかは割愛しますが、今では大親友になった仲間たちと励むなかで培った「わかんないけど、とりあえず頑張ってみる」精神が、その時、その瞬間の夢を叶える力になりました。なにが未来を紡ぐかはわかりません。目の前の夢中になれることを全力で。清泉はそれができる場所です。

2017年卒業 吉川 凪咲 さん東京都立大学 システムデザイン学部 卒業

個性を育むことのできた
余白の時間があること

清泉では「寄り道の時間」がたくさんあったように思います。進路が明確な友だちの横で、美術も数学も好きなまま決めきれずにいた自分を先生も友だちも急かしたり比べたりせず、そのまま受け止めてくれました。授業で観た映画や校庭で考えた俳句、理系なのに見てもらった放課後のデッサン。勉強の枠からはみ出た時間には「自分は何が好きで、なぜそう思うか」を探す種があったと思います。その後、理系からデザインを学べる大学に進学し、いまは(株)電通でイベントや動画の企画・デザインなど、アイデアを形にする仕事をしています。寄り道して集めた興味は、いまでは考え方の軸になっています。いつか仕事を通して、また清泉とつながれたら嬉しいです。

2013年卒業 近藤 優実 さん東京医療保健大学 助産専攻科 卒業

命に寄り添う仕事へつながった
清泉での学び

私が清泉で学んだことは、自分の持っている力を惜しみなく活かすことです。在学中は決して成績優秀とは言えませんでしたが、個性と才能にあふれるクラスメイトやソフトボール部、福祉委員会など様々な場面で自分らしくいられる環境がありました。進路選択時、どんな状況でも人に寄り添える人になりたいと思い看護師の道を選びました。大学で母性看護学を学び、母子の愛着形成の大切さに関心を持ったことがきっかけで助産師を志しました。現在はバースハーモニー美しが丘助産院で命の誕生に寄り添うとともに、日本プレコンセプションケア協会代表として、将来の妊娠や人生を考えるプレコンセプションケアの活動にも取り組んでいます。清泉での学びは、「生まれてきてよかったと思える社会を目指す」原点になっています。

2009年卒業 中野 遥 さん上智大学文学研究科国文学専攻博士後期課程修了

清泉で知った
「学び」の姿勢

学部・修士・博士を経て、2026年1月現在、母校で特任助教として勤務しつつ、他大でも授業を担当しています。専門は国語学で、中でも、キリシタン語学という、大航海時代に宣教師によって編纂された日本語についての資料の研究をしています。清泉在学時、国語の授業で、丁寧に作品・記述を読み解いていく姿勢を学ぶ中で、言葉の変遷や定義に関心を持ちました。中3で取り組んだ論文(現My Story Project)作成も、自分でテーマを設定し、調べ、整理し、考えるという、研究の基礎となる過程を経験する、貴重な機会になりました。清泉で学んだキリスト教についての知識や理解も、現在の研究に関わっていると感じています。皆さんにも、清泉での学び一つひとつを大事にし、未来に繋げていって頂きたいと思います。

1998年卒業 大隅 智佳子 さん東京藝術大学音楽学部声楽科首席卒業同大学院修士課程オペラ科修了及び同大学院博士後期課程音楽研究科オペラ専攻科修了
学位取得、音楽博士

人生の道を教示してくれた
敬愛する母校

自分にとって清泉に通ったことは、声楽家になるための必然であったように感じています。歌へ導いてくれた恩師との出会い、合唱やミュージカルの舞台に没頭できた音楽部の活動、年間を通じて豊富にあった合唱祭などの音楽のイベント。自主練習が出来る環境、専門の勉強を可能にしてくれた教育課程。何よりも私の才を認め応援してくれた素晴らしい先生方と仲間たち。今、オペラ歌手としてだけでなく大学教員や合唱指導者、オペラ・プロデューサーとして働いてますが、観客の心を捕らえる演奏と人の心を豊かにする教育をする立場になりました。これらの根幹に清泉で身に付けた教えが常にあることを正に今も強く感じて歌い、生きているところです。