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~校長室の窓から~ 「放送朝礼のお話 高3学年主任 北村先生」

2024.11.14

  今年のNHKの大河ドラマでは、初めて武士が登場する前の合戦シーンのない平安時代が描かれています。藤原道長の栄華や紫式部と清少納言のライバル関係など、歴史の授業で学んだ内容や古典で学んだ源氏物語の一説がリアリティをもって描かれ、見ているこちらも平安時代の世界に入り込んだような感覚を覚えます。歴史や古典の知識では、藤原道長といえば権力者として自信と傲慢さで満ち溢れたイメージですが、ドラマでは自信のなさから迷いや苦悩が描かれ、親近感を感じます。力強い権力者も弱さがあることを見ることが出来、そのことによって人としての魅力は強さだけでなく、迷いなどの人間的な振れ幅から生まれてくるのだと実感します。 

 皆さんも、中学生は将来の夢を、高1は文理選択、高2は具体的な進路、そして高3は日々の受験勉強に迷いや悩みを感じている方もいるでしょう。どんなに偉いと言われる人も決断を下す時には迷い、悩むものです。ですが、しっかり調べよく考えたら、覚悟を決めて決断しましょう。そして一度決めたら、決断に迷うのではなく、その実現のために雑念を捨てて全力で取り組みましょう。きっと希望をかなえた人は、決めたことに腹をくくって地道な努力にまい進した人だと思います。皆さんも将来への良いステップとして、この時期、各々やるべきことをしっかり行い、充実した時間を過ごしてほしいと願っています。 

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